縁を切った子どもに相続させたくない!

 

「顔も見たくない!」「縁を切った!」「親子断絶だ!」悲しいことですが、修復できないほど関係がこじれてしまった親子関係はなくなることがありません。
親としては子どもに遺産を残したくないと相談に来られることもしばしばです。

縁を切った親子の相続について

修復できないこともありますから、
それを前提に問題を解決するというケースがあります。

現代の日本ではほぼ、親子の縁を切れない

時々「親子の縁は切れますか?」という質問をいただきますが、結論から言うと、現在の法律上、実の親子関係を消滅させることはできません。

※例外的に血が繋がっていないと証明された場合は親子関係を消滅させることができる場合があります。

遺言書に明記しても遺留分がある

では、遺言書に「長男には何も渡さず、次男にすべてを相続する」と書いたらどうでしょうか。この場合でも、長男は法定相続人であり、遺留分が存在することから、全額を次男に財産が相続される保証はありません。

ただし、特殊な場合においてはこの遺留分を排除することができます。

遺留分を有する推定相続人(相続が開始した場合に相続人となるべき者をいう。以下同じ。)が、被相続人に対して虐待をし、若しくはこれに重大な侮辱を加えたとき、又は推定相続人にその他の著しい非行があったときは、被相続人は、その推定相続人の廃除を家庭裁判所に請求することができる。

民法第892条(推定相続人の廃除)

これにより相続が排除された判例はありますが、実は遺留分の排除は、よほどの場合でない限りは認められません。

そしてこの相続排除を行うには、公正証書遺言を作成してから家庭裁判所に申し立てが必要です。

※なお仮に排除されても、その後取り消しを請求することもできます。

実は心情的な部分が大きい問題

さて、ちょっと見方を変えてみましょう。

親御さんがお子さんと絶縁し、遺産を渡したくない!と考えてるのは、遺産が最大の問題なのでしょうか?
実は「子どもとの出来事を忘れたい」「子どもを認めたくない」「顔を見たくない」などという感情的な部分が大きかったりします。

遺言書を書く前にもう一度会って話しをする必要はないでしょうか。

冷静になれる方法で対応しよう

このように、こういった問題はどうしても感情的にならざるをえないのですが、だからこそ落ち着いて対処することが何より大切になってきます。

法定相続人の内相続させたくない人物がいる場合は、最低限以下のような手段を講じておきましょう。

遺言書を作成しておく

縁を切った子どもにも当然遺留分の権利があるにしても、それ以外の部分でご自身の希望をできるだけ叶えることができます。遺留分については、遺留分権者が、遺留分を主張しないとそのまま遺言通りに相続されます。よって、遺留分があるから・・と諦めるのではなく、遺言書には希望する遺言内容を書きましょう。

専門家の立ち会い

遺産分割協議はただでさえ感情的になりやすいので、縁を切った、切られた場合は法律の専門家に立ち会ってもらいましょう。

法律の専門家に遺言執行人になってもらえれば、可能な限りあなたの意思に基づいて遺言の執行(財産の分配)を行なってもらえます。


法律事務所DUONは、茨城県で多くの相続の問題を解決して参りました。
県下全域でのご相談が可能ですので、お気軽にご連絡ください。初回相談料は無料となっております。

法律相談のご予約

トラブルに巻き込まれたら、早期の相談が重要です。ご相談はお早めにどうぞ。

新規相談受付専用ダイヤル:0120-074-019(相談予約受付時間:24時間(年末年始除く))

相談予約フォーム

詳細はお問合わせ下さい。

守谷取手本部事務所
水戸ひたちなか事務所
つくば土浦事務所
日立北茨城事務所
主なお客様対応エリア