単身赴任の離婚原因、気をつけること
会社の辞令でやむなく単身赴任になり、残念にも離婚となる家庭があります。家族のために頑張って働いているのにと思うと胸が痛みます。
原因、そして離婚事由、気をつけることをここでお話しします。
家族のための単身赴任だから、家族で互いを支えよう。
単身赴任で離婚する場合の原因
単身赴任で離婚する原因は直接的な原因と環境による原因が挙げられます。
不貞行為が発生しやすい
パートナー不在で生活していると時折寂しくなります。当然ですよね。そういう時に異性から声をかけられて不倫関係に、というパターンです。
パートナーがいないのでバレる心配もなく、どんどん深入りしていくと「遠くの身内より近くの他人」という状態になってしまうことがあります。
なお、単身赴任中に不貞行為が疑われるケースが珍しくありません。
相手の不在が常態化してしまう
パートナーがいない生活が続くとだんだんそれが「当たり前」の状態になってきてしまいます。寂しさを通り越して、だんだん相手に対する愛情も冷めてきてしまいます。そうなると電話やネットを通じた会話も減り、さらに互いに希薄な存在になっていってしまいます。
そうなると寂しくないばかりか、たまに帰ってくると鬱陶しいとまで思うようになってしまうこともあります。
その状態が悪化すると、非常に修復が困難になってしまいます。
どのような離婚事由が多いか
単身赴任に多い離婚事由は以下のようなものです。
不貞行為
上に記したようにどちらかが不倫をしてしまった場合は当然不貞行為となります。
悪意の遺棄
仕事上の単身赴任は故意による別居ではないので、それ自体が悪意の遺棄に該当することはありません。
しかし、例えば単身赴任中に何ヶ月も連絡することを怠った、生活費を送らなかったなどという場合は、これに該当する可能性があります。
お互いへの思いやりが大切
単身赴任のケースにとどまらずですが、離婚するには原因が必ずあるので、そういう環境を作らないことが重要です。
- 土日はできるだけ帰宅する
- 毎日電話などで会話をする
- お互いの、お子様の日常の写真を送る
- 誕生日などの記念日を忘れない
仕事や家事に忙しくてついつい忘れがちですが、お互いへの思いやりを日々忘れないということに尽きると思います。
すれ違いが多くなったら気をつけよう
距離のある間柄ですので悪化するまで気づかないのが単身赴任の離婚問題。だからこそ、「なんとなくよそよそしくなったな…」と思ったらできるだけ相手の様子を伺い、休日には自宅に帰るなどを試みましょう。
法律事務所DUONは茨城県全域で離婚問題を取り扱っております。弁護士は男性も女性もおりますので、どなたでも安心してご相談ください。初回相談料は無料となっております。